公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団 Yoshida Hideo Memorial Foundation

財団の概要



設立趣意書

 マーケティング活動特にその一環としての広告の振興は現下わが国における経済、産業ならびに文化の発達向上に緊要欠くことの出来ない重要な課題であります。一国の繁栄の基礎は経済、産業、文化の発展にまつことが大きく、これが発展の如何は一国の隆昌を左右するものであると考えるのであります。欧米におけるマーケティング特に広告理論およびその技術の発達の現状はまことに目ざましく、マーケティング特に広告理論ならびに実施面における熾烈な国際競争場裡にあって、わが国のこれが水準の向上と進展の必要を痛感するものであります。従って、マーケティング特に広告の研究に従事する者の研究意欲を助成しその成果を育成することは極めて緊要のことであります。

 故吉田秀雄氏は生前つとにこの点に着目してこれに強くかつ深い情熱を注ぎ、わが国広告界の当面する幾多の問題に常に率先して適切な勧告と措置を行ない、寧日なく指導と助成の手をのべて来られました。ここに同氏を記念して、多年いだかれていたその素志に応えるために、財団法人吉田秀雄記念事業財団を設立し、いささかながらわが国におけるマーケティング特に広告に関連する分野の振興をはかるとともに、その研究を奨励助成し、一般にマーケティング特に広告に関する理論、技術の向上普及につとめ、わが国経済、産業ならびに文化の発展に寄与せんとするものであります。

 この目的を達成するための当法人の事業概要は、マーケティング特に広告に関連する分野に必要な研究機関、教育機関をはじめとし、これに従事する研究者及び学徒に対して必要な資金、資料などの援助を行なうものであります。また、マーケティング特に広告に関連する分野の振興に寄与し優秀にして注目すべき業績をおさめた者に対して褒賞を行ない、その志をますます伸長助成しようとするものであります。株式会社電通の拠出資金により本目的が遂行され、斯界の進展と国民生活の安定、水準の向上にいささかでも寄与することができれば、最も欣快とするところであります。

 何とぞ本記念事業の意のあるところを関係ご当局をはじめ江湖のご理解をいただき、ご賛同ご支援をお願いする次第であります。