Vol.82

DXが生む、ヒトと機械のいい関係

近年、DXの導入が進んでいるが、現状では、特定の消費者層に向けた高機能システムとのすみ分けが行われている段階ではないか。誰もがテクノロジーの恩恵を受けられるWeb3社会の形成を見据え、今、望まれるのは、人々が「楽しさ・快適さ・便利さ」を特に意識することなく使えるようなシステムの質の向上。あるいは人間の行動心理を反映させた、サービスデザインや機械の操作法といった改善である。人間と機械の双方にとって適切で無理のない“いい関係”をいかに築くのか。本特集で紹介した数々の取り組みが実を結び、ヒトと機械が共存する新たなテクノロジー社会の到来に向けた期待は大きい。

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特集

人間とテクノロジーとの幸せな関係
矢野 和男
(株)ハピネスプラネット代表取締役CEO
なぜロボットは日常生活に普及しないのか ─人間のロボットに対する“ 本音”
小松 孝徳
明治大学総合数理学部教授
“ 弱いロボット”だからできること
岡田 美智男
豊橋技術科学大学情報・知能工学系教授
横のつながりで進化するAI ─広告会社の挑戦
児玉 拓也
(株)電通 AI MIRAI 統括/AI ビジネスプランナー
人工知能時代を生き抜くための学びとは
小川 正幹
(株)COMPASS代表取締役CEO
職場における人間とAIとのきずなを考える
鷹取 唯
ティファナ・ドットコム AI戦略室リーダー
小島 奈津絵
ティファナ・ドットコム AI戦略室

消費パラダイムシフトの現場 第45回

下町の長屋文化を再生、活用する 
竹之内 祥子

「食」を変えていく新視点 第6回

今ふたたびの熱海
柴田 香織

特別寄稿 ニュー・トレンド

オフィスに縛られないデジタル・ノマドの急増
楓 セビル

2021年度助成研究サマリー紹介③

新藤 浩伸 永井 暁行 大伴 宗弘

Museum Report

企画展紹介 ほか

財団インフォメーション

「吉田秀雄国際学術賞」の初贈賞式を実施