Vol.95

心と世界を豊かにする「ことば」

近年のAI技術の進歩によって、人間が扱う言葉に改めて注目が集まっている。
私たちが日々発する「言葉」には、歴史や文化といった社会的背景から、生い立ちや人間関係といった個人的経験に至るまで、さまざまな要素が反映される。そして、それを受け取る相手もまた、自らの経験や価値観に照らして意味を解釈する。こうした言葉のやりとりは、「世界観の交換」ともいえる営みであり、人々の暮らしを映しながら変化を重ねてきた。
本特集が、複合的な視点で言葉の深層を見つめることにより、自らの言葉の世界と他者とのつながりを豊かにするという、コミュニケーションの本質に触れる大きな機会となれば幸いである。

PDFで見る 掲載記事・写真等の無断転載はご遠慮ください

特集

人生の杖となる「ことばの力」を身に付ける
苅谷 夏子
大村はま記念国語教育の会理事長・事務局長
文章の「形」を学び、たしかな読解力を育む
阿部 公彦
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授
自らの当たり前を見直す─文化人類学からの視点
出口 顯
島根大学名誉教授、放送大学島根学習センター所長
隠れたニーズを可視化し、市場を動かす「社会記号」
松井 剛
一橋大学大学院経営管理研究科教授
社会を映し、つくりかえる言語
新井 一二三
明治大学理工学部教授
言葉の先にある想いをくむ、通訳という営み
田中 慶子
同時通訳者、Art of Communication 代表

消費パラダイムシフトの現場 第57回

2020年代まちの変化……ケアとコモンズのある暮らし
竹之内 祥子

「食」を変えていく新視点 第15回

「生」は、なぜ “ おいしい ” のパワーワードになったのか?
柴田 香織

Museum Report

企画展紹介

Information

2026年度(第60次)研究助成応募状況

記事で見る

助成申込みをご検討の方へ