Vol.94

未来へ受け継ぐ文化芸術

AIが芸術作品を生み出す時代。またSNSや動画配信によって、膨大な数の芸術作品が多くの人に共有されている。その一方で、人々が文化施設に足を運ぶ頻度は減り続ける。
大人が文化芸術の場から足が遠ざかることが増えれば、子供たちが体験を通して芸術作品を感じるチャンスも減ってしまう。
前号から続く「文化芸術をつなぐ」というシリーズ特集の後半として、今号では、文化芸術の各専門家の方々にお話しをおうかがいした。情報ではなく体験として文化芸術に触れることが、人々が心豊かに生きられる社会づくりにつながることを、ご示唆いただいたように思う。

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特集

理論と実践の両立で、古刀の再現に挑む
久保善博
刀匠
解釈と復元で文化をつなぐ、建築学の視点
青柳憲昌
立命館大学理工学部建築都市デザイン学科教授
共有して届ける、現代アートの真価
田口美和
タグチアートコレクション共同代表
体験を設計し、美術館の価値を育んでいく
ちいさな美術館の学芸員
動画配信で、日常にクラシックを招く
naco
「厳選クラシックちゃんねる」

委託研究プロジェクト報告〈後編〉

デジタル時代のブランド・リレーションシップ: 「ゆるく長くつながる」
鈴木智子
一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授
菅野佐織
駒澤大学経営学部市場戦略学科教授
山本晶
慶應義塾大学商学部教授
福田怜生
亜細亜大学経営学部経営学科准教授
デジタル時代のファン深化
菅野佐織
駒澤大学経営学部市場戦略学科教授
山本晶
慶應義塾大学商学部教授
福田怜生
亜細亜大学経営学部経営学科准教授
鈴木智子
一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授
没入・表現・つながり・所有:メタバース3領域での異なる消費者体験
福田怜生
亜細亜大学経営学部経営学科准教授
菅野佐織
駒澤大学経営学部市場戦略学科教授
山本晶
慶應義塾大学商学部教授
鈴木智子
一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授
“ハッと感じて、ゆるくつながる” Instagramを通じたブランド・エンゲージメントの形成:メディアの利用動機とインスピレーションを軸に
髙橋広行
同志社大学商学部教授
赤松直樹
明治学院大学経済学部准教授
鈴木和宏
小樽商科大学商学部教授
委託研究プロジェクトを振り返って
外川拓
上智大学経済学部准教授

消費パラダイムシフトの現場 第56回

都市農家を再生し新たな「里」を育てる
竹之内祥子

Museum Report

企画展紹介

Information

第23回「助成研究吉田秀雄賞」受賞研究が決定 ほか

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