
Vol.97
CARE(ケア)で捉えなおす、人々の関係性
私たちは「ケア」という言葉から何を想像するだろうか。医療福祉・介護を思い浮かべる人がほとんどだろうが、「CARE」という英語について調べると、動詞の意味の冒頭に「重要だと思う」「気にかける」といったことが記されているのが興味深い。(注)例えば日常生活において、相手を思って取った行動が、残念な結果になってしまったことは多くの人が経験しているのではないだろうか。それは優しさの不足ではなく、相手を受け入れ、尊重するという捉え方の問題であり、それこそがCARE(ケア)への第一歩となる。本誌では、今号から2回にわたり、CARE(ケア)を特集し、今回は、文学や芸術、知能工学など、各分野で、CARE(ケア)について発信されている方々にお話をうかがった。
(注) 『オックスフォード現代英英辞典 第10版』(オックスフォード大学出版局、2020年)より
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特集
正解なき時代をともに生きる─「ケアの倫理」という処方箋
小川 公代
上智大学外国語学部英語学科教授
私とあなたに橋を架ける、「贈与」と「利他」の哲学
近内 悠太
教育者、哲学研究者
お互いの弱さを補い合い、ともに生きる ─ 〈弱いロボット〉と考えるケアの姿
岡田 美智男
筑紫女学園大学副学長・現代社会学部教授
“ 銭湯 ”という街中のケアインフラ
平松 佑介
小杉湯三代目、株式会社小杉湯代表取締役
「わたしたち」になるためのレッスン─フランス演劇と介護の交差
竹中 香子
俳優、一般社団法人ハイドロブラストプロデューサー
痛みに寄り添う物語の力─揺らぐ「個人」を見つめて
大前 粟生
小説家
「食」を変えていく新視点 第16回
食卓の行方
柴田 香織
Summary
2025年度助成研究サマリー紹介
Consumer Survey
記憶に残る万博体験が主観的幸福感に及ぼす影響 ─ 満足度とクチコミを媒介したメモラブル・ツーリズム・エクスペリエンスの構造分析
髙橋 広行
同志社大学商学部教授
Museum Report
企画展紹介
Information
第54回理事会、第18回評議員会および第55回臨時理事会を開催しました







